活用事例:DMXcatを活用したブロードウェイの現場

マルチバースワイヤレスDMXを使用した事例をご紹介!

 

ブロードウェイで上演 「Hadestown(ハデスタウン/ヘイディズタウン)」

場所:NY ウォルター・カー劇場(米国)

舞台美術デザイン:Rachel Hauck氏(トニー賞受賞)

照明デザイナー:Bradley King氏(トニー賞受賞)

時期:2019年4月

使用機材:

  ワイヤレスDMX送信機 マルチバース Transmitter

  マルチバースQolorFLEX 2x2.5A

  QolorFLEX SHoW DMX Neo

  DMXcat 多機能テストツール

ワイヤレスへの挑戦

マンハッタンのど真ん中で行われるショー・ミュージカルでワイヤレスDMXを使用する際の最大の課題の1つは、周波数帯があらゆる理由で混雑していることです。

 

今回は、そんな電波激戦区でエレベーターやターンテーブルの上で動き回る役者たちのヘッドセットをワイヤレスDMXでコントロールしました。

完璧なコントロール!

解決策の1つとして、マルチバースNodeを送信機として用いました。信号は、ショーで役者の衣装の中に潜ませたQolorFlex Dimmersにも送信され、完璧なコントロールができました。

 

「DMXcatとマルチバースを常に使ってる。これは単なるテストツールではなく、システムツールだ。」

照明チーフ Justin Freeman氏

DMXcatで効率的に

試行錯誤が必要なこの現場で役に立ったのがDMXcatです。

 

スマホで簡単に操作できるので、いちいち卓から操作することなく設定を素早く変更できました。

 

初日を迎え、制作開始から1カ月半が経過した2019年6月3日、ラジオシティ・ミュージックホールで開催された2019年トニー賞のステージに、『Hadestown』のキャストが登壇。ロックフェラー・センター地区での混雑した無線通信状況にもかかわらず、マルチバースワイヤレスDMX技術を使用し、全米テレビでワイヤレス放送を行うこともできました。

「Hadestown(ハデスタウン/ヘイディズタウン)」

「Hadestown」は、観客を地獄の旅へと誘うエキサイティングな新作ブロードウェイミュージカル。2019年トニー賞8部門を受賞したこのショーは、ニューオーリンズの下町のジュークジョイントという設定で、オルフェウスとエウリディケの神話を独自のブルースストンプにのせて表現。https://www.hadestown.com/