LED固定型のタイプ別簡単な解説
 
                                                    
        「ウォッシュ」「スポット」などの、よく聞く機材タイプの名称、それぞれどういう特徴の機材をさすのか、改めてまとめてみました。
        代表的な機材も一緒にご紹介しています。ぜひご覧ください。
    
カッタースポット
    鏡胴に複数のレンズが入っているため、GOBOを差し込み絵柄を投影しピントの調節ができます。また光を遮るカッターが複数搭載されているので、照射範囲をカットすることができます。
	よく使われる現場は、演劇、ミュージカル、オペラなど。
	別名/エリプソイダルスポット、プロファイルスポット
    
フレネルスポット
        王道のフレネルレンズ搭載スポットライトです。地明かりに使ったり、対象をまんべんなく染めたい時に使われます。
		各メーカーともにレガシールックの灯体が多いので、以前から使用しているバンドアなどのオプションを流用できます。
    
凸スポット
        その名の通り、凸レンズ(PC)搭載のスポットライトです。
		レガシールックの灯体だけでなくメーカー独自の形状をしたものもあります。
		主に劇場やホールで使用されることが多いですが、高CRIのものはイベントブースのライトアップにも使用されることが増えてきました。
    
PARタイプ
        いわゆる往年の「PARCANタイプ」をはじめ、各メーカーが考える現代の「PAR」が取り揃っています。
		手動や電動によるズーム機能、マルチカラーによる色再現性の高いもの、様々なオプションが用意されているものなど、新しいテクノロジーにより進化しつづける「PAR」は、様々な現場で活躍しています。
    
ストリップライト
        横一文字で細長い長方形の灯体で、広い照射範囲を持つものが一般的。タングステンストリップライトの代替として開発されましたが、近年はボディが薄いものや発光部が細いもの、1セルごとに制御でき電飾のような使い方ができるものなど、様々なタイプが派生しています。
		足元に置いてフットライト、客席に向けてブラインダーや電飾、ホリゾントや舞台美術へのタッチ、トラスやバトンに仕込んだウォッシュなど、用途は多岐にわたります。
    
ホリゾントライト
        その名の通りホリゾントライトです。海外ではCYC Light(サイク・ライト)と呼ばれています。
		小型軽量のものやレンズオプションを使用して照射角度を変えられるものもあるなど、各メーカーが様々な機能を搭載し進化が著しいカテゴリーです。
    
フラッドライト
        フラッドライトは、対象を均一に照らすためのライトです。
		従来のフラッドライトは大きくて重く、TVスタジオなどで使用されているイメージでした。
		対してLEDのフラッドライトは、小型軽量薄型のもの、IP65で屋外対応のもの、エフェクト機能に長けているものなどがラインナップされており、収録のみならず舞台美術や展示物などへのタッチライトや、ライトアップの現場で壁や柱などを染める用途にも使われるなど、その用途は広がっています。
    
エフェクト&ストロボ
        ストロボやウォータープロジェクター、フラワーエフェクトなどのように、風変わりな特徴のある目立つ明かりを出すことができます。
		用途の限定された灯体であるものの、隠れたファンの多いカテゴリーです。
    
ブラインダー
        音楽イベントや屋外イベントでよく見られます。
		ブラインダーとしてオーディエンスに向けて使うだけでなく、ウォッシュやSS、客電としても使え、根強い人気のある灯体です。
    
ゴボプロジェクター
        最近は各所で流行し、目にする機会が増えました。用途に合わせて作成した特注のGOBOを使用し、オリジナリティあふれる空間演出ができます。
		店舗内のアクセント、店頭での看板代わり、路上でのアイキャッチやライトアップなどに使用されています。
    
先玉・レンズ
カッタースポットの先玉だけでなく、既存の灯体をフレネルレンズスポットやホリゾントライトへ変更するアダプターなどがあります。

 
 
 
 
 
 
									 
						 
						