デモ機レポート:ChamSys QuickQ 20 F.T様より

デモ機レポート:ChamSys QuickQ 20 F.T様より

デモ機をお使いくださったF.T様からのレポートです!

お使いいただいた機材は、ChamSys QuickQ 20です。

QuickQ 20のオフラインで遊んだことはありましたが実機を使用したことがなかったため、年末年始の休館を利用して裏方屋さんでデモ機を借りてみました。 以下、現在のマニュアルに載っていない項目で私が触って分かった部分を列記します。


◎2バイト文字はオフラインソフトでのみ入力可能で、USBメモリから実機に読み込めば表示できます。

(実機での2バイト文字)

ただし、私の環境ではオフライン(Mac)と実機(QuickQ 20)ではフォントのサイズが違うので、実機に合わせた調整は必要です。

(オフライン↑)(実機↓)

(写真はオフラインと実機の表示違い)

実機の方が表示エリアが小さい?ようなので調整したものがこれです。


またリモートアプリも機種によって表示サイズや表示内容が違うようです。スマホだとアドレスのみの表示になってしまいました。

(Androidスマホで撮影)

(iPadで撮影)

確かにスマホでは画面が小さすぎるので仕方ないです。
スマホは保険で、基本はiPadなどのタブレットがメインですね。
ただ、スマホもレスポンスよく動いたのには驚きました。


◎︎HDMIでの外部モニター表示は以下の項目です。

  • Layout
  • Outputs
  • Sources
  • Patch
  • Cue Stack
  • Cue Faders

ちなみに外部出力時はフォントサイズが小さくなります。 私の環境では、特にLayoutは驚くほど小さくなりました。

(普通のFullHDモニターで表示)


◎OS Ver9.3では、BLACK OUTボタンを押しながら各フェーダー下のフラッシュボタンをタップすることでチェイススピードを変更できるよう設定できます。
変更したスピードは、そのままCUEに記憶されます。
ちなみにこれはTheater Stack内のエフェクトにも適用されます。


◎OSのアップデート(Ver9.3)によって設定項目も増えているのですが、特に良いのはExecuteのGridが最大10×10まで増えたこと。

(Gridサイズ一覧)

フェーダーページが切り替えられないQuickQでは、Executeの数が多い方がありがたい。
使用途中でもGridサイズは変更可能ですがGridの位置は自動で変わらず、かつ表示していないGridは保存されないので、
例えば8×6

から6×4

にすると右側2列と下4列にアサインしたCUEは消えてしまいますので要注意!

少→多への変更以外はしない方が賢明です。
※Gridを減らせばフォントサイズは大きくなります。


◎Theater Stack内の各Cueに個別でフェードタイムを設定する場合、フェーダー上のTheater StackボタンをダブルタップしてCueの一覧表を展開させ、
ActionメニューからFade Timesを選択して任意のCueのタイムを入力します。
(Theater Stackモードではデフォルトで3秒、LIVEモードでは0秒でRecされています)
またWaitの項目を変更することでCueをリンクさせることもできます。
設定が終わったら、一覧表が出た状態のまま実行することもできます。
ちなみに作成したCue Stackは、Unused Cue Stacks画面にMoveしてストックしておくことができますので、後から呼び出すことができます。


◎LiveモードではTheater Stackフェーダーの位置をPLAYBACKフェーダー1〜10の任意の場所に移動できます。
Theaterモードでも移動可能ですが、OSのバグなのか挙動がおかしくなるのでやらないほうがいいです。(Ver9.3時点)


まとめです。
大きなタッチパネルに必要最低限のエフェクトパレットとカラーパレットを備え、時間のない中でパッと組んでポンと出すことがストレスなくでき、コストパフォーマンスに優れる、とても良いコンソールだと思いました。
もちろんフェーダー数の少なさやページ機能がないことなど、中規模以上のイベントで使用するには厳しいですが、時間のない小現場では重宝すると思います。
演劇、バレエ、コンテンポラリーダンスなどの流れが決まっている演目のメインCUEをTheater Stackで組んでおいて、
追加で8本のチェイスフェーダーとCUEフェーダーとしてもグループフェーダーとしても使用可能な10本のフェーダーにアドリブ用のCUEなどを入れておけば、だいたい何とかなると思いますし、操作が煩雑になりますがExecuteには最大100CUE保存できます。
個人的には、とても気に入りました。


今回使用したのは中古品のデモ機でしたが、傷などもなく、動作も問題なく使用できましたことを付け加えておきます。(OSのバグは除外)

F.T様、レポートをお送りくださり、ありがとうございました!


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