Capture 2026の新機能全てが発表されました!
Capture 2026の新機能全てが発表されました!
ついに、Capture 2026 の販売が始まりました!
そして同時に、2026から新たに搭載された新機能が発表されましたので、ここでその全てをご紹介したいと思います。
なかなかのボリュームですが、最後までお付き合いください!
1. 編集機能の強化
Capture 2025では、WindowsおよびmacOS標準のプロパティリストを独自実装に置き換えました。
今回のCapture 2026では、さらにプロパティテーブルも独自実装へ置き換えています。
プロパティテーブルは「フィクスチャータブ」および「デザインタブ」内の「レイヤーカテゴリ」の基盤となるものです。プロパティリストとプロパティテーブルの両方を独自実装としたことで、編集機能を新たなレベルへ引き上げることができました。
▼ユーザーインターフェースの刷新
プロパティリストとプロパティテーブルの見た目を統一し、両者の表示が揃うようにするとともに、WindowsとmacOSの間でも一貫した表示となるようにしました。これには、色使いとキーボード操作の挙動全体の見直しも含まれます。
また、Windowsではプロパティテーブルの列見出しから、昇順・降順の両方向で並べ替えができるようになりました。
▼複数行の一括編集
複数行にまたがるデータの選択と編集は、最新の表計算ソフトと同等の操作感に対応しました。
Windowsでは、マウスを使って複数行を一度に編集する際に、CtrlキーやShiftキーなどを押しながら操作する必要がなくなりました。
▼コピー&ペースト
プロパティテーブルでは、選択した行の列データを他の列へコピー&ペーストできるようになりました。これにより、「フィクスチャー」や「レイヤー」で列間のデータ移動を簡単に行えます。
プロパティテーブルでのコピー&ペーストは、システムのクリップボードと連携するようになりました。これにより、Captureの内外でデータをコピー&ペーストできるようになり、テキストエディタや表計算ソフトなど、他のソフトウェアとの間でもデータのやり取りが可能になります。
「レイヤー」の色データをコピー&ペーストする際は、色は自動的にテキスト形式へ変換されます。また、テキスト形式から色データへ変換して貼り付けることもできます。たとえば、赤であれば #FF0000 や (255, 0, 0) といった形式に対応します。
2. レイヤー管理の強化
多数のレイヤーを扱いやすくするための改善を行いました。レイヤーのグループ化、レイヤーグループの折りたたみ、グループ間でのレイヤー移動が可能になりました。
▼グループ化
任意のレイヤーを選択してグループ化できるようになりました。 選択したすべてのレイヤー名が共通の文字列で始まっている場合、その文字列が自動的にグループ名になります。グループ名は必要に応じて変更でき、折りたたむことも可能です。グループは常にアルファベット順で表示され、レイヤーはグループ間でドラッグして移動できます。
▼インポート時のグループ化
DWGやSketchUpファイルなど、レイヤーを含む他ソフトのデータをインポートする際、元データで設定されている最上位のフォルダ分けを、「レイヤーグループ」として取り込めるようになりました。
また、インポートしたレイヤーを、読み込み元のファイル名をグループ名としたグループに自動的にまとめることも可能です。
▼カラー設定
新しいコピー&ペースト機能により、「レイヤー」間での色のコピーはもちろん、異なる色の種類の間でも簡単に色をコピーできるようになりました。
▼グループ単位での編集
グループ内のすべての「レイヤー」を一度に編集したい場合は、行をクリックする際にAltキーまたはOptionキーを押すことで、その「レイヤーグループ」内のすべての行を選択できます。
3. フィクスチャー編集の強化
新たに搭載された連続入力機能に加え、コピー&ペースト機能や次の入力値候補の提案により、「フィクスチャータブ」は強力な表計算ツールのように扱えるようになりました。
また、「フィクスチャータブ」の編集機能をコンパクトな画面で必要なときに呼び出せるようになったことで、大量データの入力をよりスピーディーに行えるようになりました。
▼連続入力機能
「=」が表示されている場合、入力した同じ値が選択したすべての行に適用されます。Shiftキーを押しながら操作すると、「=」と「+」を切り替えられます。「+」が表示されている場合は、入力した値を起点に、各行へ1ずつ増加した値が順に入力されます。
入力後、「ユニット」「チャンネル」「回路」または「パッチ」列内の別の行を編集すると、続きの値が自動的に候補として提案されます。
▼表示列のカスタマイズ
新しい列選択機能により、表示したい列を自由に選べるようになりました。
列選択画面では、ドラッグ&ドロップで列順を並べ替えることも可能です。さらに、初期状態では表示されていない新しい列も複数利用できます。
▼グループ設定の編集
「フィクスチャー」のグループ設定を編集できるようになり、テキスト入力でグループへの追加や解除を行えるようになりました。存在しないグループ番号を入力すると、その場で新しいグループが自動的に作成されます。
▼パッチ状態の確認
他のフィクスチャーと重複してパッチされていないか、または最後のチャンネルがユニバースの範囲外にはみ出していないかを、簡単に確認できるようになりました。
▼フィクスチャーの詳細
現在選択している「フィクスチャー」だけを表示したコンパクトな「フィクスチャータブ」を、必要なときに呼び出すことができます。表示された項目は初期状態ですべて選択されており、フィクスチャーの確認はもちろん、新しい連続入力機能や次の入力値候補の提案機能を使った大量データ入力にも活用できます。
▼複数パッチ入力への対応
2つめのパッチ先を入力できるようになり、「#2」付きの専用列が追加されました。
レポートやフィクスチャーデータのインポート/エクスポートでも、2つ目のパッチ先に対応した専用列が追加されています。
▼Pan / Tilt範囲
ムービングヘッドのPan / Tilt範囲を変更できるようになりました。これにより、本体側で設定可能なフィクスチャーにも対応できます。
▼フォーカスシミュレーション
フォーカスシミュレーションは従来の「0%〜100%」基準ではなく、「近距離〜遠距離」基準の考え方に変更されました。 さらに、ソフトエッジ系フィクスチャー向けのズーム応答カーブ補正にも対応しました。
4. LEDストリップフィクスチャーへの対応
LEDストリップフィクスチャーを追加しました。これにより、これまでの複雑な設定を使わずに、より簡単にLEDストリップを扱えるようになりました。
▼ベジェ曲線による形状編集
「LEDストリップ」は初期状態では始点と終点だけを持つ直線です。ポイントを選択して移動・回転させることで、必要に応じた形状に調整できます。
また「LEDストリップ」は平面的な形状に限らず、各ポイントをすべての軸方向へ移動・回転させることで、ジェットコースターのような立体的な形状も作成できます。
▼LEDストリップのDMX制御
LEDストリップは全体としての制御に加え、ピクセル単位での制御にも対応しています。制御チャンネルの構成は自由に編集でき、インテンシティ、R、G、B、White(6500K)、Amber(3200K)に対応しており、かつ8bitおよび16bitの制御に対応しています。
ピクセル数は、LEDストリップの長さとピクセルピッチから自動的に算出されます。
5. カスタムフィクスチャー対応
独自に作成したフィクスチャーをフィクスチャーライブラリに追加できるようになりました。まずは、多くの建築照明用途で重要となるIESファイルのインポートに対応します。
▼IESファイルのインポート
IESファイルをインポートして、プロジェクト内にカスタムフィクスチャーを作成できます。オプションの編集や調整を行ったうえで、通常のライブラリと同じようにデザイン上へドラッグ&ドロップして配置できます。
▼カスタムフィクスチャーライブラリ
各プロジェクトファイルは、それぞれ専用のカスタムフィクスチャーライブラリを持てるようになりました。また、他のプロジェクトからカスタムフィクスチャーを取り込むこともできます。
6. DMXユニバース管理の刷新
ユニバースの命名方法と番号管理を見直しました。さらに、プロパティテーブルの改善により、ユニバース番号の振り直しや外部ユニバースへの割り当て変更も簡単に行えます。
▼各ユニバース設定の自由度
ユニバース名は任意で設定できるようになり、番号も連番に縛られず欠番を含めて設定できるようになりました。
▼ユニバースをまたぐパッチ
各ユニバースをまたいでパッチできるようになりました。これにより、物理的なDMX配線に縛られない自由なデザインが可能になります。
▼一括変更
連続入力機能により、ユニバース番号振り直しなどの割り当て変更をまとめて簡単に行えます。
▼512chを超えるフィクスチャーへの対応
1台で512チャンネルを超えるフィクスチャーにも対応しました。
7. トラス/リギング機能の強化
スリング機能の導入により、より高度なリギングワークフローに対応しました。
さらに外部アプリケーション Production Assist との連携により、構造計算を行えるようになりました。
▼トラスの外観
立体的な外観で表示されるようになりました。
▼スリング
新しいスリングオブジェクトにより、チェーン、ワイヤ、ロープを表現できるようになりました。注釈には、スリングにかかる荷重や3D座標を表示できます。
▼Production Assist(外部アプリケーション)との連携
プロジェクトを直接 Production Assist へ送信し、構造計算を行えます。さらに、各「スリング」の荷重データを自動的に読み戻し、図面やレポートに反映できます。
8. デザイン作業の改善
オブジェクトを、より正確かつスムーズに配置できるようになりました。
▼オブジェクトの均等配置
オブジェクトの均等配置アルゴリズムを改善し、配置時の位置ずれを抑え、より正確に配置できるようになりました。
▼LEDパネルの向き確認
これまでフィクスチャーでのみ表示されていた向きの基準矢印が、LEDパネルでも表示されるようになりました。
▼透過画像への対応
「イメージオブジェクト」に透過画像を読み込めるようになりました。
▼回転アンカーの位置
回転アンカーの初期位置が、オブジェクトの基準点に配置されるようになりました。
▼オブジェクトの置き換え
固定トラスとダイナミックトラスを相互に置き換えられるようになりました。
また、インポートしたオブジェクトを「LEDパネル」「レポートアイテム」「プロットシンボル」に置き換えることも可能です。
▼その他、デザインに追加された機能
- グループをロックできるようになり、1つのオブジェクトとして扱えるようになりました。
- インポートしたオブジェクトは、「プロットモード」で実体表示としてレンダリングできるようになりました。
9. 図面・レポート機能の強化
ドキュメント作成は、Captureが一貫して重視してきた機能のひとつです。Capture 2026では、特に要望の多かった改善項目に対応しました。
▼3Dビューでの注釈表示
注釈は、これまで正面図・平面図・断面図だけでなく、すべてのビューで表示できるようになりました。プロットスタイルも従来どおり適用されます。
▼シンボルキーでのDMXモード表示
複数のDMXモードを持つパッチ済みフィクスチャーでは、使用しているDMXモードを「プロット」のシンボルキーに自動表示できるようになりました。
さらに、この表示は使用チャンネル数の表示を追加したり、使用チャンネル数の表示に置き換えたりすることもできます。
▼透過画像への対応
「プロット」の画像挿入枠に、透過画像を読み込めるようになりました。
▼左右ビュー
これまでの「Section view」に代わり、「Left view」と「Right view」が専用のビュータイプとして追加されました。どちらのビューでも、プロット調整に対応しています。
▼PDF書き出しの改善
プロットビュー以外の内容が、PDF書き出し時に画像として変換されなくなりました。これにより、プロットのヘッダーやキー内の文字をテキストとして選択・コピーできるようになりました。
▼その他、レポート機能の改善
- フィクスチャーが使用しているチャンネル数を表示する新しい列が追加されました。
- エフェクトフィクスチャーもレポートに含まれるようになりました。
- 「レポートアイテム」を、「アクセサリー」セクションに掲載できるようになりました。
10. ビジュアライゼーション機能の進化
物理的な挙動を取り入れた新しいスモークシミュレーションにより、スモーク表現が大きく進化しました。
さらに、ブルーム(光のにじみ)表現の向上とレンズフレア効果の追加により、よりリアルなスモーク表現が可能になりました。
▼光を遮るスモーク表現
これまでスモークは、主にビームの見え方にだけ影響していました。今回、スモークが光全体を吸収するようになったことで、より高い存在感とリアルさを再現できるようになりました。
▼ブルーム効果
ブルーム効果は、カメラレンズやセンサーの特性によって生まれる光のにじみ表現を再現するものです。
自然な光のにじみを再現し、光の明るさをより直感的に把握しやすくします。
さらに、ビデオカードの性能向上により、ブルーム効果の品質も高まりました。
▼レンズフレア
カメラレンズによるフレア効果をシミュレートできるようになりました。
スジの本数、大きさ、強さに加え、回転も調整できます。
▼画像設定
ビジュアライゼーションのコントラストと彩度を調整できるようになりました。

11. アップグレード時の注意点
最後にアップグレード時の注意点です。
このバージョンから、動作要件として Windows 11 が必要とされています。
ただし、これは Windows 10 を積極的にブロックするという意味ではなく、Windows 10 で問題が起きた場合でも対応する Capture のアップデートは配布されないということだそうです。
Mac OS については、昨年と変わらず 13.5 Ventura以降が対応となりますが、Intel GPUs は今後サポートされないため、Apple Silicon および AMD ビデオカード搭載が必須となります。
12. まとめ
というわけで、Capture 2026 に搭載された新機能を一気にご紹介しました!
毎年コンスタントに機能をアップデートしているCaptureですが、今年は過去一番と言っていいほど新機能が追加されましたね。新しい機材への対応や、ユーザーインターフェースの刷新も含めて、さらに使いやすくなった印象です。
これまで使ったことがなかった方も、ビジュアライザーへの苦手意識があった方も、この機会にメーカーページからダウンロードできる無料トライアル版を使ってみてください!
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