HIGHLITE_Phantom130

今回の機材は、HIGHLITE Phantom 130 spotです。製品の状態確認を行いました。光源からのゴミ影映り込みや陰影の確認がされ、持ち込まれました。
状態確認
テント生地に投影したOPEN/White
色収差による色ずれ、色滲みおよび周辺光量の低下がみられます
赤矢印が映し出されたゴミ・ホコリの陰影です
こちらも同様にゴミ・ホコリの陰影が確認されました。
ゴミ・ホコリの除去作業
単線の結像によるゴミ・ホコリの付着場所の特定をします
ゴミ・ホコリ等の付着レンズ部分をエアーブローにて除去後の投影像、テント生地の織り影以外に陰影はありません
投影でピントが合った陰影ができる場所の特定
細い単線で各レンズの表面を差し込み、任意の像で確認します
赤矢印がLED素子発光部直近のレンズ(LED素子側)
赤矢印がホコリ等が結像する個所のレンズ(ヘッドレンズ側)
上部機構部よりトップレンズ側の収束レンズの汚れ
白色発光で汚れが白く反射して曇って見えます
各レンズ機構部の分解清掃が必要ですが、相当の時間・労力を要すことがわかりました。
状態確認の結果と今後の使用において
製品の検証から写真画像の黒い陰影は、レンズ面に付着したホコリと推測できます。
筐体機構的に防塵対策には無理があるため、エアブローでの清掃を実施しました。
今後も使用の際にはこまめなエアブローでのホコリ除去をすることを推奨します。