マルチバース DMXcat 多機能テストツール
[CTI_6000]

クイックスタートガイド 2020年5月改訂版

訳:
裏方屋ドットコム
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目次


1.使用において必要な規格
2.同梱される機器
3.はじめかた
 3-1.各部位の名称
 3-2.操作手順
4.アプリケーションの説明
 4-1.DMXコントローラー
 4-2.フィクスチャーコントローラーDMX
 4-3.パーソナリティの編集機能
 4-4.RDMコントローラー機能
 4-5.DMXテスター
 4-6.DIPスイッチ計算機
 4-7.ライトメーター
 4-8.RFスペクトラムアナライザ[Androidのみ]
5.充電方法/その他
6.別途販売アクセサリ
7.よくある質問
 7-1.接続に関して
 7-2.フィクスチャーコントローラーDMX機能に関して
 7-3.RDM に関して
 7-4.アクセサリに関して

1.使用において必要な規格

一般機能:
Bluetooth 4.0以降

アンドロイドOS:
アンドロイド 6.0以降

iPhone:
iOS 11 もしくはそれ以降のモデル(iPhone 6s もしくはそれ以降)

Amazon :
Amazon Fire タブレット

タブレットで表示するために最適化されてはおりません。

設定を行う前に:
DMXcatアプリケーションを、Apple Store、Google Store、もしくはAmazon (Amazon Fireタブレット用)で、お客様のご使用のデバイスにイントールしてください。

*Amazon Fireのタイプによってはライトメーターの機能が使用できます。

注意:DMXcat本体を、高温になる灯体の上に置いたり、表面に触れないようにしてください。火災の原因となりかねません。

2.同梱される機器

3.はじめかた

3-1.各部位の名称

3-2.操作手順

電源ボタンを押して本体電源を入れると、LEDインジケーターが緑色に点滅します。
DMXcatアプリケーションを起動してください。
メインメニュー画面に4つのアイコンが表示されます。

(iPhoneの場合は2つのアイコンが表示され、RFスペクトラム、ライトメーター機能は使用できません。)
本アプリケーションが、近くのDMXcat端末をスキャンします。 下部のステータスバーには、DMXcatが検出されたことが表示されます。
上部のステータスアイコンにあります[⚙(歯車)アイコン]をクリックすることで、[各種設定]画面に移動できます。
その中から[Connect to Device]を選択することで、ユーザーが使用するDMXcatをシリアルナンバーにて識別することができます。
DMXcatのシリアルナンバーは、本体背面に記載してあります。
スマートフォンとDMXcat本体の接続が完了すると、LEDインジケーターが緑色に点灯し、下側のステータスバーに[Connected]と表示されます。
画面左下にあるリンクアイコンを押すと、DMXcat本体とアプリケーションとの接続を解除することができます。電源を切るのはLEDインジケーターが4回点滅するまで、電源ボタンを押し続けてください。

注意:電源を切るには、まずDMXcat本体とアプリケーションとの接続を解除する必要があります。接続中に電源を落とすことはできない仕組みになっております。

3.アプリケーションの説明

4-1.DMXコントローラー

右上にある3つの点で表示された[設定アイコン]から、表示方法を選択することができます。
  • DMXコントローラー機能は、1ユニバース内の各DMXアドレスを個別に制御します。
  • 画面を1回タップすると、アドレスの一部が拡大表示されます。
  • もう一度タップすると、DMX値を変更できるキーパッドが表示されます。
  • 設定アイコンを選択することで、表示方法を変更できます。キーパッド方式、スライダー方式をはじめ、表示される値もパーセンテージ(0-100%)から、十進法値(0-225)に変更することができます。
  • 同じく[設定アイコン]内にある、[設定の保存]を選択することで、変更した表示方法を保存し、名前をつけておくことができます。保存した過去の設定データは、横にスワイプすることで削除することができます。
  • 4-2.フィクスチャーコントローラーDMX

  • フィクスチャーコントローラDMX機能は、内臓のDMXプロファイルデータを利用し、現在販売されている既存の灯体を制御することができます。さらに複数の灯体制御も可能です。(複数の灯体を設定するには、質問コーナーの「フィクスチャーコントローラDMX」質問4をご覧ください)
  • 右下のデータベースメニューを使用し、灯体を選択します。
  • 各灯体は、左下のスターボタンを使って、お気に入りのリストに追加できます。
  • 灯体を選択され、DMXアドレスを設定し、 [次へ進む]を押すと、灯体のユーザーインターフェイスが表示されます。
  • 1スクリーン以上のパラメータがある灯体は右にスワイプするか、画面下部に表示される小さなページ表示アイコン[○]をタップして、表示させます。
  • 4-3.パーソナリティの編集機能

    パーソナリティの編集機能 [Personality Editor]は、フィクスチャコントローラDMXアプリの中にあります
  • フィクスチャコントローラDMX選択していただき、右上に出てきますサブメニュー表示(3つの点)をタップしていただくとパーソナリティの編集[Personality Editor]が表示されます。
  • パーソナリティの作成方法は、 画面中央に表示されます+ボタンを押してください。エンコーダーが表示されますので、その下の[編集]ボタンを押してください。お客様がコントロールしたい機器のDMX情報、つまりチャンネルナンバーとその名称等を入力してください。入力し終わりましたらSaveを押してください。さらにチャンネル属性を追加していきたい場合は、同じ要領で+ボタンを押していただき、必要な属性を追加してください。属性の追加が終わりましたら、再度右上のサブメニューボタンを押していただき、メーカー名[Manufacturer Name]、灯体名称[Fixture Name] 属性名称[Personality Name]を入力してください。その後[Save and Quit]を選択していただくと、お客様が作成した属性データがフィクスチャーコントローラーDMX内のリストに表示されます。
  • 既存のパーソナリティを編集して新しいパーソナリティを作成する方法(コピペ式)は、ご使用になられたい機材と類似した既存のパーソナリティをロードしてから、パーソナリティエディタに入り、必要な変更を行います。 この新しいパーソナリティのメーカー名、フィクスチャ名、およびパーソナリティ名を入力する必要があります。
  • お客様が作成したパーソナリティは、フィクスチャーコントローラーDMX内のお気に入りリストに表示されます。
  • 作成したパーソナリティーを削除したい場合はその、パーソナリティを選択していただき、[お気に入り]の上にある[☆]マークをオフにしてください。
  • 現時点でお客様ご自身でお作りになられたカスタムパーソナリティーをシェアしたり調光卓に取り入れたりしてのご使用は対応できておりません。

  • *注釈:新製品の灯体は、City Theatrical社に情報が入ってき次第、データベースに追加されていきます。また、DMXcat内にあるEメール機能([各種設定]にあります)から、データベースに必要な灯体の情報を、直接送ることもできます。

    4-4.RDMコントローラー機能

  • 本アプリケーションを開くと、RDMに互換性のある灯体が自動的に検索されます。
  • スクリーン右上にある[💡(電球)アイコン](灯体の識別機能)は、選択されている灯体が点滅するなど、様々な方法で灯体が作動します。
  • "RDM"オプションを使用すると、DMXアドレス、モード、およびその他のさまざまな設定を変更することができます。現状設定の確認もできます。
  • "DMX"オプションは、各灯体のパラーターを自動的に表示します。
  • 4-5.DMXテスター

    • [DMXの解析]、[各ゲージの表示]、および[フリッカーの検出]機能を使用する際は、同梱のDMX XLR 5ピン オスーオス 変換を使用する必要があります。
    • [DMX送信]と [DMX受信]機能を使用するとで、DMXに関連するパラメータを読み込んだり、変更したりすることができます。また現在の送信速度も、[低速]、[中速]、[高速]、[最高速]の中から、選択したものを表示いたします。
    • [各ゲージの表示]は、調光卓から送信されたレベルをリアルタイムで表示します。
    • [フリッカーの検出] 機能を使用すると、そのユニバースに対してフリッカーの原因となっているDMX値の変動がどこで起こっているのかを検知し、表示いたします。

    4-6.DIPスイッチ計算機

    • DMX値を入力すると、DIPスイッチのON/OFF設定を表示します。 逆にDIPスイッチのON/OFFを入力することでDMX値を表示させることもできます。
    • [灯体の使用アドレス数] 設定に灯体の使用アドレス数を入力することで、連続して使用する次の灯体の、スタートアドレスを簡単に知ることができます。
    • 矢印マークはDIPスイッチの順番を左右逆にしたり、ONの位置を上下に変更することができ、表示を使用する灯体に合わせることで、入力しやすくすることが可能です。

    4-7.ライトメーター

    [Androidのみですが、Amazon Fire内で対応できるデバイスもございます。]
    • ライトメーター機能は、アンドロイドフォンのライトセンサー機能を使用して、LUXとルーメン/(2フィート/600mm間) を感知し、表示いたします。

    4-8.RFスペクトラムアナライザ[Androidのみ]

    • RFスペクトラムアナライザは、2.4GHz帯をスキャンしてWi-Fi信号を検出し、周辺で使用されている WIFIデバイスの強度と周波数の両方をグラフ表示します。

    5.充電方法/その他

    USB〜マイクロ USB充電ケーブルを使用して、DMXcat本体を標準の5V DC電話充電器に接続します。

    LEDインジケーターが赤く点灯している時は、充電中です。充電が完了するとLEDインジケーターの点灯が消えます。
    [🔔(ベル)アイコン]を押すことで、接続されているDMXcatからビープ音が鳴り出し、内臓のLEDフラッシュライトが点滅を始めます。そのため、今どこにDMXcat本体があるのか、探し出すことが可能です。

    6.別途販売アクセサリ

    別途販売アクセサリ City Theatrical社パートバンバー
    XLR5PIN オス〜RJ45 アダプタ 6005
    XLR5PIN 〜 3PIN オスメスアダプター 6006
    XLR5PIN オスーオス変換 6007
    XLR5PIN 〜 3PINオスオス変換 6008
    DMXcat用ベルトポーチ 6009
    USB〜マイクロUSBケーブル(18cm) 6010

    7.よくある質問

    7-1.接続に関して

    Q:DMXcatに接続するには特定のバージョンのBluetoothが必要ですか?

    A:はい、Bluetooth 4.0以上のバージョンが必要です。

    Q:使用しているスマートフォンにBluetooth 4.0が搭載されているかどうかは、どうすればわかりますか?

    A:スマートフォンメーカーにご確認されるのが一番ですが、PlaystoreでDMXcatアプリを表示できるAndroidスマートフォンならBluetoothに対応しております。また、iPhoneの場合はiPhone 4s以上であれば同じくBluetoothに対応しております。

    Q: タブレットディバイスでDMXcatは動作しますか?

    A:はい。Apple社のiPadでも動作致します。アンドロイドはBluetooth 4.0以上のバージョンを搭載し、Android 5.1以上であればDMXcatは動作致します。(削除されてます)

    Q: DMXcatが動作しないスマホはありますか?

    A:一般的に、AndroidやiOS以外の携帯電話等デバイスはDMXcatに対応していません。また、Android5.0以下、IOS 9.2または4Sより以前のiPhoneは、DMXcatに対応しておりません。

    Q:DMXcat本体とスマートフォンデバイスを接続するにはどうしたらいいですか?

    A:DMXcat本体背面部分にあるシリアル番号を確認してください。本体をオンにしてアプリを起動させます。お客様のスマートフォンのBluetoothがオンになっていることを確認してください。本アプリは近くのすべてのBluetoothデバイスを検索します。[⚙アイコン]をタップして、各種設定メニューから[Connect to device]リストを開きます。お客様のDMXcat本体は[DMXcat_(シリアル番号)]と表示され、それをタップします。以上のように接続することで、その後DMXcatアプリと本体両方がオンになると、自動的に接続されます。

    Q:シリアル番号はどのようにして確認できますか?

    A:シリアル番号は、DMXcat本体背面にあります。

    Q:Bluetoothの対応範囲はどのくらいですか?

    A:条件に応じてですが約15mです。

    Q:Bluetooth範囲外に出るとどうなりますか?

    A:本体はBluetooth範囲内とまったく同じ動作をしますが、範囲外にでた時点で、最後に出力したゲージを保持し、機能によっては一定時間が経つと機能しなくなります。

    Q:説明文にある7つのアプリ機能ではなく、5つの機能までしか表示されないのですが?

    A:DMXcatはAndroidで7種類の機能に対応していますが、iPhoneでは5種類のアプリ機能しか対応しておりません。 iPhoneの場合、ライトメータ、スペクトラムアナライザーには対応しておりません。

    Q:デフォルト設定を変更できますか?

    A:はい。すべてのオプションについては、[⚙アイコン]メニュー(ホームページの歯車型アイコン)を選択してください。

    Q:スマートフォンに[DMXcatアプリケーションのアップデートが可能です!]というメッセージが出ました。アプリケーションのアップデートは必要ですか?

    A:多くのアップデートはバグ修正のために行われております。そのため、アップデートを承認、インストールされることをお勧めします。

    Q:DMXcat本体に最新のアップデートが行われているかを知るにはどうすればよいですか?

    A:[⚙アイコン]メニュー(ホームページの歯車型アイコン)を選択し、[DMXcatのアップデート]を選択します。お客様の本体が最新のものかどうかをお知らせいたします。

    Q:DMXcatの電源を切ることができません。電源ボタンを押しても、緑色のLEDインジケーターが点灯し続けてます。

    A:最初にアプリケーションをオフにすると、本体電源ボタンが点滅します。その後電源ボタンを2秒間押し続けると電源が切れます。アプリケーションがオンの状態で本体の電源を切る場合は、電源ボタンを4秒間押し続けてください。

    Q:バッテリー充電なしに連続使用できる時間はどのくらいですか?

    A:フルチャージ後は20時間以上のバッテリー寿命を保持しております。ご使用になられていないときは電源を切って置くことにより、バッテリー時間をセーブできます。

    Q:バッテリーが切れた場合、本体を充電器を差し込んだ状態で動作しますか?

    A:はい、作動します。

    Q:ストリーミングACNやArt-NetのトラブルシューティングにDMXcatを使用できますか?

    A:いいえ。 DMX信号のみの対応となっております。

    Q:DMXcatアプリを開き、本体をオンにして灯体に接続しましたが、灯体のDMX表示は「DMXを受信していない」ことを表しています。

    A:DMXコントローラ またはフィクスチャコントローラDMXをダウンロードするまで、DMXcat本体からDMX信号は送信されません。

    Q: アプリ内でのDMXcatの名前を変更することはできますか?

    A:はい、可能です。ただし、Androidのみ可能となっております。[⚙アイコン]メニューから[各種設定]へ行き、[Connect to device]リストを開きます。名前を変更するDMXcatの[RENAME]を選択することで、新しい名前を入力することができます。その後、[OK]を押して変更を完了してください。

    7-2.フィクスチャーコントローラーDMX機能に関して

    Q:探している灯体が、データベース内で見つけられない場合はどうしたらいいですか?

    A:数百に及ぶメーカーと数千に及ぶ灯体をデータベース内で扱っております。お探しの灯体がデータベース内にまだ追加されていない場合もありますので、City Theatrical社に直接メールしていただければ、追加されます。 メールの送信方法は二通りあり、まずフィクスチャーコントローラーDMX内にある3つの点で表示された[設定アイコン]から、[CTI Website]を選択することで、直接City Theatrical社にメールを送ることができます。また、メイン画面から[⚙アイコン]を押していただき、[問題の報告]を押すことでも、直接City Theatrical社にメールを送ることが可能です。

    Q:自分で灯体のパーソナリティを作成することはできますか?

    A:はい、可能です。フィクスチャーコントローラーDMXから、右上の[設定アイコン]を押し、[Personality Editor]を選択してください。ここでは最初からオリジナルのパーソナリティを作成することができます。また、既存の灯体をベースに編集を行い、新しく名前をつけることも可能です。作成した後は、フィクスチャーコントローラーDMX内の、お気に入りリストに表示されるようになります。

    Q:お気に入りリストにある灯体は削除できますか?

    A:はい、可能です。削除したい灯体を選択し、[お気に入り]の上にある[☆]マークをオフにしてください。

    Q:どのようにたら複数の灯体をパッチ可能な、新しいマルチフィクスチャー機能を使用できますか?

    A:
    (手順1)まずメイン画面からフィクスチャーコントローラーDMXに行っていただき、下部に表示される[Multi Fixture]を押してください。
    (手順2)右下に表示される[+]を押すことで、灯体と追加[Add Fixture]と、グループの追加[Add Group]を選択できます。
    (手順3)[Add Fixture]を押すと、お気に入りリストにある灯体が表示されますので、複数台パッチしたい灯体を選択してください。その後、[DMXユニバース]、[DMXアドレス]、[Channel Range]、[Fixture Count]の4種類の詳細設定ができます。

    [Channel Range] → 最初の灯体における、チャンネル番号/灯体番号を設定できます。
    [Fixture Count] → パッチする灯体数を入力します。

    [123]モード→入力した灯体数に対し、[Personality Length]の場合は灯体のDMX数に応じてアドレスが被らないよう、順にして設定します。[Offset]の場合は、入力されたオフセット値に応じてアドレス設定を行います。
    [111]モード →入力した灯体を、全て同じ番号設定で表示します。
    [Offset] →ここに入力した値に応じ、順にアドレス設定を行います。
    (手順4)右下に表示される[+]から[Add Group]を選択することで、グループの設定を行うことができます。グループでは、同一のアドレス設定を行った複数の灯体の同時制御や、制御を行う灯体を順に選択することができます。

    同じグループに複数の灯体タイプも登録できますが、グルーブ制御するためには、灯体同士で共通のパラメーターを持っている必要があり、グループ内で共通しているパラメーターのみ表示いたします。
    (手順5)パッチ作業が終了したら、グループに振り分けることで、それぞれのグループカラーに表示されます。画面右上ににある3つの点で表示された[設定アイコン]を押すことで、表示方法[Sorting by]、グループ分けフィルター[Filter by group]などの詳細設定を行うことができます。[Save setup…]押すことで、現在の設定を保存することも可能です。

    右にスワイプすることで、直接グループ画面へと移動することもできます。
    (手順6)グループリストでは、グループ内の灯体における共通するパラメータの同時制御を行うことができます。(例えは、異なるタイプのムービングライトがグループ内にある場合、パン、ティルト、調光は共通しているため、同時制御ができます。)

    この機能により、グループ内の全灯体を迅速にテストすることができます。
    (手順7)グループ内の灯体を個別に選択し、制御することも可能です。その際、画面上部に表示される[←][→]を押すことで、グループ内の別の灯体へ、スクロールすることが可能です。

    スクロールした場合、変更した値は次の灯体へ引き継がれるため、照明卓のハイライトのように簡単にチェックしていくことが可能です。

    最後に使用したデータをDMXcatアプリケーション内で保持し、次回画面を開いたときに同じデータを表示しますが、[Save setup…]から使用した複数のデータを保存しておくこともできます。保存したデータはDMXcatの本体側へ保存されるため、スマートフォン側のアプリケーションを再インストールした際や、他のスマートフォンからアプリケーションを開いても、保存データは残っております。

    Q:複数の灯体の設定をRDMから変更するには、どのようにすればいいですか?

    A:メイン画面からRDMコントローラーを選択していただき、表示された灯体を長押ししてください。その後RDMによる複数灯体の選択が可能になります。[RDMアイコン]を押してRDMコントローラー画面へ進んでください。表示されるRDMパラメーターは、選択された複数の灯体間で共通するパラメーターとなっております。それらの値を変更すると、選択された複数の灯体全てに反映されます。例えば、複数灯体を同時にアップデートしたり、初期設定へ戻す操作が同時に簡単に行えます。

    7-3.RDM に関して

    Q:すべてのメーカーがRDMを使用していないのはなぜですか?

    A:メーカーがRDMを使用するかはこちらでは判断できません。ただ。 DMXcatは便利なRDM機能に対応しておくことで、将来的にRDMをより広く使用し、お客様の仕事をより快適にすることができます。

    Q:使用している灯体がRDMで応答しないのはなぜですか?

    A:製造元によってはRDM機能が装備されていない灯体があります。灯体の取扱説明書を参照していただき、RDMに対応しているかどうかを確認してください。

    Q:使用している灯体はRDMに対応し、DMXcatのRDMアプリケーションから灯体へアクセスできるのですが、本体のDMXボタンを押しても灯体のパーソナリティーがロードされません。

    A:DMXcatのデータベースが、その灯体の種類に対応していない可能性があります。City Theatricalの代理店である裏方屋ドットコム(info@urakataya.com)にEMailで連絡していただくか、[⚙アイコン]メニュー(ホームページの歯車型アイコン)を選択していただき、[問題点の報告]から、City Theatrical社へEメールで報告してください。

    Q:RDMを再起動(リフレッシュ)する方法はありますか?

    A:RDM画面を下にスワイプしてください。

    Q:DMXcatを使用すると、灯体がフリッカーを起こしてしまう場合はどうしたらいいでしょうか?

    A:DMXcatはバッテリーの過剰な消耗を防ぐために、初期設定としてDMX送信速度が[低速]になっております。そのため、灯体の機能がDMXの送信基準に合っていない場合があります。メイン画面からDMX送信機能に行っていただき、[DMX送信]を選択し、右上のスイッチをオフにすることで[バッテリー省エネモード]の解除を行ってください。ほとんどの灯体は高速、もしくは中速のDMX送信スピードで機能します。

    7-4.アクセサリに関して

    Q:[DMXの解析]機能と[各ゲージの表示]機能を使用したいのですが、DMXcat本体側も、接続したいDMX回線側も両方DMXメス口です。 どのように接続したらいいですか?

    A:本体に同梱されているDMX 5pin オス-オス変換を使用してください。 3pinから5pinのアダプターが必要の際は、当店から入手可能です。