5-1. ケーブルの接続について
Qolor FLEX 5x2.5A 2.4GHz マルチバースディマーは、5v〜30vの直流電流に対応した調光機器です。入力電流は出力ポートの接続された灯体の必要条件を満たした電流をご使用ください。
ユーザーの電源供給機器の直流+、-の両極を、本製品の入力ターミナルポート(本体のPWR +、-の両極に接続してください。
灯体側の+極を、本製品の出力ポートの+側、灯体側の-極を本製品の出力ポートのA,B,C,D,E側にそれぞれ接続してください。
注意:
ターミナル・コネクター自体、有線接続しやすいよう取り外しができるようになっております。再度抜き差しする際は、有線接続が正しく接続されているか、また灯体側にも正しく接続されてるかをお確かめください。
本体にあるA,B,C,D,E各所のバンプ・ボタンにより、正しくDMX接続されているかをテストすることができます。
ターミネーション・スイッチの設定
・ON FOR ALL WIRELESS USE:ターミネーション機能有効
・OFF:その他のDMX機器や有線接続された調光機器へDMXスルー接続されている場合にはOFFにしてください。
・ON WIRED:本製品がそのDMXスルー接続における末端の機器である場合に選択してください。
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5-2. マルチバース、DMX、RDMの各設定
!本製品は出荷時の初期設定として、”有線”モードになっており、RDMに関してもそこからの変更となります!
有線モードが初期設定にあるため、ステータス・ライトはグリーンに点灯いたします。
無線モードはブルー、接続が確認されない場合は赤に点灯いたします。
(
こちらの図もしくは
エラーコードをご参照ください)
有線モードに戻る場合は、
全ての設定を出荷時と同様の「初期設定」に戻す必要があります。その場合は、AとEのバンプ・ボタンを5秒間同時に押していただき、ステータス・ライトと受信信号の強弱表示ライトが点滅したことを確認してください。
各種設定を変えずに無線モードにする場合は、BとDのバンプ・ボタンを5秒間同時に押していただき、ステータス・ライトと受信信号の強弱表示ライトが点滅したことを確認してください。
出荷時の初期設定
DMXタブ
・RDM Traffic Enable (RDM機能:有効)
・DMX Port Label; Label (DMXラベル機能:ラベル)ユニバース 1
・DMXアドレス 1
・DMX Personality 8ビット(5チャンネル)
Dimmer/調光タブ
・Mump Buttons Enable (バンプ・ボタン:有効)
・Apply to All:No
・Device Label: Default Dim 1 Label (灯体ラベル:Dim 1)
・Curve Logarithmic (LED) 調光カーブ
・Output Response Time 100ms Ramp Time (出力反応速度 100ms)
・Modulation Frequency 5000Hz-LED (周波数変調 5000Hz)
・Control Offset 0 (オフセットによる微調整値 0)
マルチバース・タブ
・DMX input Mode (DMX入力モード) Wired (有線)
・SHoW ID 24250
・Antenna Selection (アンテナ選択) Omni
・Output Power (出力パワー ) MAX (最大)
・SHoW Key 0
Info (情報タブ)
・DMX Fail Mode (DMX信号喪失時オプション):
・Hold last look before changing to level (最後に受けた値を保持) : Infinite (無制限)
・Hold level before blacking out(暗転せずに受けた値を保持):Infinite (無制限)
各種設定について
RDM機能を使用し有線による接続をする場合:
City Theatrical 社によるPN5950 / XLR5Pinオス口からコネクターの変換として、3つの端子による Phoenix コネクター・オス口や、15cmPhoenix コネクター・メス口を使用していただけるだけではなく、ユーザー自身でコネクターを製造された場合でも、DMXcatをはじめとするRDM機器も使用することができます。
RDMを使用すると、本製品は「5943」として表示されます。
DMXタブ
・RDM機能の有効/無効を、灯体側や制御機器側で切り替えることができます。
・Set DMX Port Label:DMXポートのラベル機能(設定した名前から選択していただけます。)
・Set Universe:ユニバースの設定 (DMXの送信機と5943の間で同一のユニバースナンバーを使用してください)
・Set DMX : DMXアドレスの設定
・Set DMX Personality: DMX解像度 (8ビット/16ビット)
Dimmer/調光タブ
・バンプ・ボタンの有効/無効を設定できます。
・“Apply to All”を選択することで、5つのポート全てを調光機能に切り替えることができます。
注意:“Apply to All”はその他全ての設定変更をする
前に設定してください。
・Set Device label:灯体へのラベル機能(設定した名前から選択していただけます。)
・Select Dimmer Curve:お好みの調光カーブに設定していただけます。
(
こちらに、選択可能な全ての調光カーブが掲載されております。)
・Select Output Response Time :スムーズな調光を実現するために、信号に対し調光機能が反応する時間を調整することができます。
(
こちらに、選択可能な全ての反応時間が掲載されております。)
・Modulation Frequency :ビデオ、カメラ撮影などに影響しないフリッカーフリーになるよう、PWM解像度を調整することができます。
(
こちらに、詳細が掲載されております。)
・Set Control Offset:大変低い値でのフェードをする場合、各信号の値を調整する必要がある場合があります。例えばグリーン、ブルーの回路よりも赤の回路のみ速く点灯してしまう場合、グリーン、ブルーの回路に対し、最低値を0よりも少し上げて設定しておくことで、点灯し始めを綺麗に揃えることができます。オフセットは-32,768〜+32767の範囲で設定することができます。まずは全て100の値からスタートし、徐々に調整していくことをお勧めします。
全てのDMX設定を適用した後、システムの動作をご確認ください。
こちらには、センサータブ、インフォメーションタブの詳細が掲載されております。
RDM機能を使用し無線による接続を行う場合:
City Theatrical 社によるPN5950 / XLR5Pinオス口からコネクターの変換として、3つの端子による Phoenix コネクター・オス口や、6”Phoenix コネクター・メス口を使用していただけるだけではなく、ユーザー自身でコネクターを製造された場合でも、DMXcatをはじめとするRDM機器を使用することがでます。
初期設定において5943は有線モードになっておりますので、グリーンのステータス・ライトが点灯します。RDM機器を使用し、5943を認識してください。
RDMを使用し本製品「5943」を検知してください。
DMXタブ
・RDM機能の有効/無効を、灯体側や制御機器側で切り替えることができます。
・Set DMX Port Label:DMXポートのラベル機能(設定した名前から選択していただけます。)
・Set Universe:ユニバースの設定 (DMXの送信機と5943の間で同一のユニバースナンバーを使用してください)
・Set DMX : DMXアドレスの設定
・Set DMX Personality: DMX解像度 (8ビット/16ビット)
Dimmer/調光タブ
・バンプ・ボタンの有効/無効を設定できます。
・“Apply to All”を選択することで、5つのポート全てを調光機能に切り替えることができます。
注意:“Apply to All”はその他全ての設定変更をする前に設定してください。
・Set Device label:灯体へのラベル機能(設定した名前から選択していただけます。)
・Select Dimmer Curve:お好みの調光カーブに設定していただけます。
(
こちらに、選択可能な全ての調光カーブが掲載されております。)
・Select Output Response Time :スムーズな調光を実現するために、信号に対し調光機能が反応する時間を調整することができます。
(
こちらに、選択可能な全ての反応時間が掲載されております。)
・Modulation Frequency :ビデオ、カメラ撮影などに影響しないフリッカーフリーになるよう、PWM解像度を調整することができます。
(
こちらに、詳細が掲載されております。)
・Set Control Offset:大変低い値でのフェードをする場合、各信号の値を調整する必要がある場合があります。例えばグリーン、ブルーの回路よりも赤の回路のみ速く点灯してしまう場合、グリーン、ブルーの回路に対し、最低値を0よりも少し上げて設定しておくことで、点灯し始めを綺麗に揃えることができます。オフセットは-32,768〜+32767の範囲で設定することができます。まずは全て100の値からスタートし、徐々に調整していくことをお勧めします
マルチバース・タブ
・(DMX inputモード設定は各種設定後に行います。)
・Select SHoW ID (ユーザーがお使いの送信機と2.4HGzによるSHoW IDを一致させてください。)
こちらを参照していただき、マルチバース送信機、ノード、SHoW Baby、SHoW DMX Neo 等の取扱説明書による、SHoW IDに関する詳細をご確認ください。
・Select Antenna Setting:初期設定であるOmniアンテナを使用しない場合、内蔵のアンテナ(Internal) や、Panel, Yagiを使用する場合は設定を行ってください。
・Select Output Power :初期設定はMAXになっておりますが、その他の値Low, Medium, Highを使用する場合は、設定を行ってください。
・Choose a SHoW Key:SHoW Key設定が必要な際に行ってください。
注意:ユニバースやSHoW ID、SHoW Keyは送信機と5943の間で一致するよう設定してください。
・以上の設定後、初期設定である有線モードから無線モードに切り替えてください。
切り替えた際、5943を制御できなくなりますが、これは本製品が無線制御対応になったからであり、ブルーのステータス・ライトが点滅しはじめ、DMXを無線受信していないことを表示いたします。ユーザーの送信機からDMXが無線送信され、本製品が受信を開始すると、ブルーのステータス・ライトの点滅は終わり、そのままブルーに点灯いたします。
送信機とSHoW ID, SHoW Key, ユニバースなどが全て一致した段階で、本製品が機能しはじめます。
注意:RDMを使用して、無線機能を使用中の5943を認識する場合、送信機側でもRDM機能を有効にする必要があります。
本製品をはじめとする、City Theatrical社製のUSE接続を使用した有線/無線機能を持つ機器を使用する場合:
City Theatrical社のウェブサイト内にあります5943のページから、City Theatrical社製USB Configuratorのダウンロードを行ってください。その後そのソフトウェアをお使いのパソコン(Mac/PC)にインストールしていただくことで、5943とユーザーのパソコンをUSB-マイクロUSBで接続することができます。
USB Configuratorのプログラム内にあるシリアルポートタブからユーザーが使用している機器のシリアルポートを選択してください。その後、RDM機器から行う操作(上記と同様)をパソコン上から行うことができます。
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5-3. RDMの設定について
メニューの記載の記載について
5943における全てのメニュー項目はDMXcatをはじめ、そのほかのRDM制御機器、City Theatrical社製のUSB接続による機器などを介して設定変更することができます。以下のスクリーンショットはDMXcatによるものをご確認ください。
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DMX スクリーン
“電球”のアイコンは、RDMによる識別機能であり、設定に該当する灯体は点滅を始めます。
RDM Traffic Enabled:ご使用の5943がダウンストリーム側かどうかを確認し、チェックマークの有無を選択してください。
DMX Port label:5943のDMXポートへ名前をつけてくだい。
Universe:ユニバースナンバーを入力してください。
DMX Address:5つの出力ポートに対するDMXのスタートアドレスを入力してください。
DMX Personality:8ビット、16ビットの調光解像度を選択してください。
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ディマースクリーン
バンプボタンのEnabled(有効)/Disabled(無効)の選択
Apply to all:変更を全てのディマーへ適用する。
Device Label:機器に名前をつけることができます。
Curve:初期設定はLogarithmic(LED) その他、Square Law(Incan) (二乗法則カーブ); Linear(ライナー); Non-Dim(直送り)から選択していただけます。
Output response time :出力の反応速度を選択していただけます。
初期設定では100ms, その他10ms〜400msの範囲で選択可能です。
Module Frequency : 周波数変調の調整を行うことができます。
初期設定では5000Hz-LED, その他60Hz〜50000HzLEDの範囲で調整可能です。
1200Hz のキャンドルモードも内蔵しております。
Control Offset : 各チャンネルの値を微調整することが可能です。
初期設定では0になっております。
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マルチバーススクリーン
DMX Input Mode : 有線モード、無線モードの切り替えを行うことができます。
初期設定は有線モードです。
SHoW ID:初期設定は24250。各SHoW IDに関してはこちらの詳細をご参照ください。SHoW IDは送信機と、全ての受信機の間で一致していることをお確かめください。
Antenna Selection:アンテナの選択を行うことができます。初期設定はOmni です。
SHoW Key:初期設定は0。もしこのSHoW Key機能を使用する場合は、送信機と、全ての受信機の間で一致していることをお確かめください。
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センサースクリーン
このセンサースクリーンでは、当製品に関する様々な情報を確認することができます。Recordボタンを押すことで、その後データを比較するために保存することができます。Reset を押すことで、変動している値のリセットを行うことができます。
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インフォメーションスクリーン
Device Module Description: 機器のモデル
Manufacture: City Theatrical社製品表示(アメリカ製)
Device Label: ご使用の機器の名前設定
Software Version: ソフトウェアの現在のバージョン
Boot Software Version: ブートローダのソフトウェアバージョン
Factory Defaults: 全ての設定を初期設定に戻すことができます
RDM UID: RDM UIDの表示
DMX Fail Mode: DMX信号喪失時のモード選択
Hold Last look before Level: 最後に受けた値を保持): Infinite (無制限)
Hold Level before Black: 暗転せずに受けた値を保持:Infinite (無制限)
Level: 維持する値の設定
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5-4. マルチバースSHoW IDの設定
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5-5. システム図表
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