ワイヤレスDMX 小型ディマユニット
マルチバース QolorFLEX 5x2.5A
[CTI_5943]

ユーザーマニュアル Rev1.1

訳:
裏方屋ドットコム
City Theatrical, Inc(シティーシアトリカル代理店
info@urakataya.com
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目次


1.はじめに
2.コンプライアンス
 2-1.IC ステートメント
3.ご紹介
 3-1.特徴
 3-2.パーツナンバー
 3-3.本体の詳細
 3-4.設置方法について
4.製品仕様
5.機能構成
 5-1.ケーブルの接続について
 5-2.マルチバース、DMX、RDMの各設定
 5-3.RDMの設定について
 5-4.マルチバースSHoW IDの設定
 5-5.システム図表
6.トラブルシュート
 6-1.ファームウエアのアップデート
 6-2.アクセサリー

各機能の説明


1.パーツナンバー
2.製品仕様
3.トラブルシュートガイド
4.アクセサリー

クイックチェック


1.本体正面、後面の詳細
2.設置方法
3.マルチバースSHoW ID
4.有線モード
5.無線モード

1.はじめに

安全性に関して

・この製品は、湿気のない環境下での使用のみに対応します。雨や湿気の多い場所では、無線機能へのダメージや、電気的ショートを起こす場合があります。
・電源を入れる前に、全ての外部接続ワイヤーが正常に接続されているかお確かめください。

2.コンプライアンス

本製品は連邦通信委員会(FCC)の規定第15条に準拠しております。
使用に関しては以下2つの条件下の対象となります:
 1.本製品は有害な干渉を起こしません。
 2.本製品はあらゆる干渉をも受信し、その干渉が不本意な状況下からの発信であっても同様です。

注意:本製品をユーザー自らの判断で内部の変更や改造等行うことは明確に許可されてはおりません。

2-1. IC ステートメント

本製品はカナダ産業省によるライセンス免除RSSに準拠しております。
使用に関しては以下2つの条件下の対象となります:
 1.本製品は有害な干渉を起こしません。
 2.本製品はあらゆる干渉をも受信し、その干渉が不本意な状況下からの発信であっても同様です

3.ご紹介

QolorFlex 5x2.5A 2.4GHz マルチバースディマー(P/N5943) は、一定の電圧を必要とし、無線制御(マルチバーステクノロジー)が可能な5つのディマー出力を搭載した、有線/無線の両方に対応した画期的な調光機です。
調光機能は20ビットのパルス幅変調による高解像度をはじめ、8ビット、16ビットの調光にも対応し、低い値でフェードした際も、驚くほどスムーズな調光カーブをご提供いたします。
取り外しが可能な入出力コネクターにより、簡単に接続することができます。RDMに対応した機能により、City Theatrical社によるDMXcatや同社製のUSB接続のよるPC/MACソフトウェアにもご使用になれます。同梱される設置用ブラケットにより、本製品を簡単に美術セットに仕込むこともできます。
本製品はCity Theatrical社により設計された米国製です。特にQolorFlex 5-in-1 LEDテープには理想的な機器となっており、舞台セットの支柱への設置や衣装、その他様々なスペースに限りのある場所にも、手軽に設置することができます。

3-1.特徴

・無線、有線の両方に対応したDMX制御によるディマー出力機器。
・DMX出力は有線接続により出力されます。
・設置用ブラケットを同梱。
・マルチバース2.4GHzやSHoW DMX SHoW Neo SHoW Babyとの使用が可能。
・DMXターミネーションのオン/オフスイッチを内蔵。
・チャンネルごとの出力値インジケーターを搭載。
・チャンネルごとのPMW解像度、レスポンスタイム、調光カーブ選択や調整が可能。
・チャンネルごとにバンプボタン(オフ可能)を搭載。
・チャンネルごとに、オフセット調整が可能のであり、同じ値でも早く点灯してしまうチャンネルなどに対し、均一になるよう微調整することが可能です。
・DMX信号喪失時のオプション選択が可能。
・マイクロUSBポートを利用し、本製品のアップデートや設定を行うことができます。
・クラス2にあたる出力ポート。
・エラー検知機能と、回路ショート発生時や、容量オーバー、低電流/過電流、本体のオーバーヒート時などに点灯する、シグナルライト内蔵。

3-2.パーツナンバー

パーツナンバー 商品名
5943 QolorFlex 5x2.5A 2.4GHz マルチバース ディマー

3-3.本体の詳細



3-4.設置方法について

プラスチック製のマウントクリップを同梱し、QolorFlex 5x2.5A マルチバースディマーに取り付けることができます。このマウントクリップにある2つの穴は、二次側への設置に使用していただけます。柔軟性のプラスチック素材によりマルチバース本体の下部側からマウントクリップに差し込む形ではめ込むことができます。

4.製品仕様

仕様
使用周波数 2.4GHz
対応ユニバース数
サイズ (長さ)14.3cm x (幅)7.0cm x (厚み)1.6cm
重量 0.07kg
使用時の本体温度 0℃〜35℃
構造 NEMA4 IP20 ABS プラスチック
接続部 取り外しが可能なコネクター
設置器具 プラスチック製ブラケット同梱
調光に関する詳細
入力電源 5-30VDC
パルス幅変調(Hz)数 60, 1.2K, 2.4K, 5K, 12K, 24K, 50K,
電気容量 4A, 全てのチャンネルを最大出力時:トータルで12.5A
制御解像度 8ビット;16ビット
パルス幅変調高解像度 20ビット
無線技術に関する詳細
送信パワー アンテナの選択によります;100mW EIRP
送信モード数 Adaptive(順応モード) ,Full, Low, Mid, High, Max
イーサネット 対応しておりません
SHoW ID マルチバース:147; Neo:70
レイテンシー 4ms (平均)
RF感度 -95dBm
アンテナ Omniブロードバンドアンテナ, 2.4GHz 3.8dBi
RDM機能 RDM プロキシ,RDMレスポンダー
製品情報
ファームウエア マイクロUSBにより、ユーザーによりアップデート可能
機能 RDM、City Theatrical社による機能プログラム(Win/Mac)
仕様環境 屋内
生産国 アメリカ
コンプライアンス CE, RoHS, FCC, AU, Japan, IC

5.機能構成

5-1. ケーブルの接続について

Qolor FLEX 5x2.5A 2.4GHz マルチバースディマーは、5v〜30vの直流電流に対応した調光機器です。入力電流は出力ポートの接続された灯体の必要条件を満たした電流をご使用ください。
ユーザーの電源供給機器の直流+、-の両極を、本製品の入力ターミナルポート(本体のPWR +、-の両極に接続してください。
灯体側の+極を、本製品の出力ポートの+側、灯体側の-極を本製品の出力ポートのA,B,C,D,E側にそれぞれ接続してください。

注意:
ターミナル・コネクター自体、有線接続しやすいよう取り外しができるようになっております。再度抜き差しする際は、有線接続が正しく接続されているか、また灯体側にも正しく接続されてるかをお確かめください。

本体にあるA,B,C,D,E各所のバンプ・ボタンにより、正しくDMX接続されているかをテストすることができます。

ターミネーション・スイッチの設定
・ON FOR ALL WIRELESS USE:ターミネーション機能有効
・OFF:その他のDMX機器や有線接続された調光機器へDMXスルー接続されている場合にはOFFにしてください。
・ON WIRED:本製品がそのDMXスルー接続における末端の機器である場合に選択してください。

5-2. マルチバース、DMX、RDMの各設定

!本製品は出荷時の初期設定として、”有線”モードになっており、RDMに関してもそこからの変更となります!
有線モードが初期設定にあるため、ステータス・ライトはグリーンに点灯いたします。
無線モードはブルー、接続が確認されない場合は赤に点灯いたします。
こちらの図もしくはエラーコードをご参照ください)

有線モードに戻る場合は、全ての設定を出荷時と同様の「初期設定」に戻す必要があります。その場合は、AとEのバンプ・ボタンを5秒間同時に押していただき、ステータス・ライトと受信信号の強弱表示ライトが点滅したことを確認してください。

各種設定を変えずに無線モードにする場合は、BとDのバンプ・ボタンを5秒間同時に押していただき、ステータス・ライトと受信信号の強弱表示ライトが点滅したことを確認してください。

出荷時の初期設定


DMXタブ
・RDM Traffic Enable (RDM機能:有効)
・DMX Port Label; Label (DMXラベル機能:ラベル)ユニバース 1
・DMXアドレス 1
・DMX Personality 8ビット(5チャンネル)
Dimmer/調光タブ
・Mump Buttons Enable (バンプ・ボタン:有効)
・Apply to All:No
・Device Label: Default Dim 1 Label (灯体ラベル:Dim 1)
・Curve Logarithmic (LED) 調光カーブ
・Output Response Time 100ms Ramp Time (出力反応速度 100ms)
・Modulation Frequency 5000Hz-LED (周波数変調 5000Hz)
・Control Offset 0 (オフセットによる微調整値 0)
マルチバース・タブ
・DMX input Mode (DMX入力モード) Wired (有線)
・SHoW ID 24250
・Antenna Selection (アンテナ選択) Omni
・Output Power (出力パワー ) MAX (最大)
・SHoW Key 0
Info (情報タブ)
・DMX Fail Mode (DMX信号喪失時オプション):
・Hold last look before changing to level (最後に受けた値を保持) : Infinite (無制限)
・Hold level before blacking out(暗転せずに受けた値を保持):Infinite (無制限)

各種設定について

RDM機能を使用し有線による接続をする場合:
City Theatrical 社によるPN5950 / XLR5Pinオス口からコネクターの変換として、3つの端子による Phoenix コネクター・オス口や、15cmPhoenix コネクター・メス口を使用していただけるだけではなく、ユーザー自身でコネクターを製造された場合でも、DMXcatをはじめとするRDM機器も使用することができます。

RDMを使用すると、本製品は「5943」として表示されます。

DMXタブ
・RDM機能の有効/無効を、灯体側や制御機器側で切り替えることができます。
・Set DMX Port Label:DMXポートのラベル機能(設定した名前から選択していただけます。)
・Set Universe:ユニバースの設定 (DMXの送信機と5943の間で同一のユニバースナンバーを使用してください)
・Set DMX : DMXアドレスの設定
・Set DMX Personality: DMX解像度 (8ビット/16ビット)
Dimmer/調光タブ
・バンプ・ボタンの有効/無効を設定できます。
・“Apply to All”を選択することで、5つのポート全てを調光機能に切り替えることができます。
 注意:“Apply to All”はその他全ての設定変更をする前に設定してください。
・Set Device label:灯体へのラベル機能(設定した名前から選択していただけます。)
・Select Dimmer Curve:お好みの調光カーブに設定していただけます。
 (こちらに、選択可能な全ての調光カーブが掲載されております。)
・Select Output Response Time :スムーズな調光を実現するために、信号に対し調光機能が反応する時間を調整することができます。
 (こちらに、選択可能な全ての反応時間が掲載されております。)
・Modulation Frequency :ビデオ、カメラ撮影などに影響しないフリッカーフリーになるよう、PWM解像度を調整することができます。
 (こちらに、詳細が掲載されております。)
・Set Control Offset:大変低い値でのフェードをする場合、各信号の値を調整する必要がある場合があります。例えばグリーン、ブルーの回路よりも赤の回路のみ速く点灯してしまう場合、グリーン、ブルーの回路に対し、最低値を0よりも少し上げて設定しておくことで、点灯し始めを綺麗に揃えることができます。オフセットは-32,768〜+32767の範囲で設定することができます。まずは全て100の値からスタートし、徐々に調整していくことをお勧めします。
全てのDMX設定を適用した後、システムの動作をご確認ください。
こちらには、センサータブ、インフォメーションタブの詳細が掲載されております。

RDM機能を使用し無線による接続を行う場合:
City Theatrical 社によるPN5950 / XLR5Pinオス口からコネクターの変換として、3つの端子による Phoenix コネクター・オス口や、6”Phoenix コネクター・メス口を使用していただけるだけではなく、ユーザー自身でコネクターを製造された場合でも、DMXcatをはじめとするRDM機器を使用することがでます。

初期設定において5943は有線モードになっておりますので、グリーンのステータス・ライトが点灯します。RDM機器を使用し、5943を認識してください。

RDMを使用し本製品「5943」を検知してください。

DMXタブ
・RDM機能の有効/無効を、灯体側や制御機器側で切り替えることができます。
・Set DMX Port Label:DMXポートのラベル機能(設定した名前から選択していただけます。)
・Set Universe:ユニバースの設定 (DMXの送信機と5943の間で同一のユニバースナンバーを使用してください)
・Set DMX : DMXアドレスの設定
・Set DMX Personality: DMX解像度 (8ビット/16ビット)
Dimmer/調光タブ
・バンプ・ボタンの有効/無効を設定できます。
・“Apply to All”を選択することで、5つのポート全てを調光機能に切り替えることができます。
 注意:“Apply to All”はその他全ての設定変更をする前に設定してください。
・Set Device label:灯体へのラベル機能(設定した名前から選択していただけます。)
・Select Dimmer Curve:お好みの調光カーブに設定していただけます。
 (こちらに、選択可能な全ての調光カーブが掲載されております。)
・Select Output Response Time :スムーズな調光を実現するために、信号に対し調光機能が反応する時間を調整することができます。
 (こちらに、選択可能な全ての反応時間が掲載されております。)
・Modulation Frequency :ビデオ、カメラ撮影などに影響しないフリッカーフリーになるよう、PWM解像度を調整することができます。
 (こちらに、詳細が掲載されております。)
・Set Control Offset:大変低い値でのフェードをする場合、各信号の値を調整する必要がある場合があります。例えばグリーン、ブルーの回路よりも赤の回路のみ速く点灯してしまう場合、グリーン、ブルーの回路に対し、最低値を0よりも少し上げて設定しておくことで、点灯し始めを綺麗に揃えることができます。オフセットは-32,768〜+32767の範囲で設定することができます。まずは全て100の値からスタートし、徐々に調整していくことをお勧めします
マルチバース・タブ
・(DMX inputモード設定は各種設定後に行います。)
・Select SHoW ID (ユーザーがお使いの送信機と2.4HGzによるSHoW IDを一致させてください。)
こちらを参照していただき、マルチバース送信機、ノード、SHoW Baby、SHoW DMX Neo 等の取扱説明書による、SHoW IDに関する詳細をご確認ください。
・Select Antenna Setting:初期設定であるOmniアンテナを使用しない場合、内蔵のアンテナ(Internal) や、Panel, Yagiを使用する場合は設定を行ってください。
・Select Output Power :初期設定はMAXになっておりますが、その他の値Low, Medium, Highを使用する場合は、設定を行ってください。
・Choose a SHoW Key:SHoW Key設定が必要な際に行ってください。
 注意:ユニバースやSHoW ID、SHoW Keyは送信機と5943の間で一致するよう設定してください。
・以上の設定後、初期設定である有線モードから無線モードに切り替えてください。
切り替えた際、5943を制御できなくなりますが、これは本製品が無線制御対応になったからであり、ブルーのステータス・ライトが点滅しはじめ、DMXを無線受信していないことを表示いたします。ユーザーの送信機からDMXが無線送信され、本製品が受信を開始すると、ブルーのステータス・ライトの点滅は終わり、そのままブルーに点灯いたします。
送信機とSHoW ID, SHoW Key, ユニバースなどが全て一致した段階で、本製品が機能しはじめます。
注意:RDMを使用して、無線機能を使用中の5943を認識する場合、送信機側でもRDM機能を有効にする必要があります。

本製品をはじめとする、City Theatrical社製のUSE接続を使用した有線/無線機能を持つ機器を使用する場合:
City Theatrical社のウェブサイト内にあります5943のページから、City Theatrical社製USB Configuratorのダウンロードを行ってください。その後そのソフトウェアをお使いのパソコン(Mac/PC)にインストールしていただくことで、5943とユーザーのパソコンをUSB-マイクロUSBで接続することができます。
USB Configuratorのプログラム内にあるシリアルポートタブからユーザーが使用している機器のシリアルポートを選択してください。その後、RDM機器から行う操作(上記と同様)をパソコン上から行うことができます。

5-3. RDMの設定について

メニューの記載の記載について
5943における全てのメニュー項目はDMXcatをはじめ、そのほかのRDM制御機器、City Theatrical社製のUSB接続による機器などを介して設定変更することができます。以下のスクリーンショットはDMXcatによるものをご確認ください。
DMX スクリーン

“電球”のアイコンは、RDMによる識別機能であり、設定に該当する灯体は点滅を始めます。

RDM Traffic Enabled:ご使用の5943がダウンストリーム側かどうかを確認し、チェックマークの有無を選択してください。

DMX Port label:5943のDMXポートへ名前をつけてくだい。

Universe:ユニバースナンバーを入力してください。

DMX Address:5つの出力ポートに対するDMXのスタートアドレスを入力してください。

DMX Personality:8ビット、16ビットの調光解像度を選択してください。

ディマースクリーン
バンプボタンのEnabled(有効)/Disabled(無効)の選択

Apply to all:変更を全てのディマーへ適用する。

Device Label:機器に名前をつけることができます。

Curve:初期設定はLogarithmic(LED) その他、Square Law(Incan) (二乗法則カーブ); Linear(ライナー); Non-Dim(直送り)から選択していただけます。

Output response time :出力の反応速度を選択していただけます。
初期設定では100ms, その他10ms〜400msの範囲で選択可能です。

Module Frequency : 周波数変調の調整を行うことができます。
初期設定では5000Hz-LED, その他60Hz〜50000HzLEDの範囲で調整可能です。

1200Hz のキャンドルモードも内蔵しております。

Control Offset : 各チャンネルの値を微調整することが可能です。
初期設定では0になっております。
マルチバーススクリーン
DMX Input Mode : 有線モード、無線モードの切り替えを行うことができます。
初期設定は有線モードです。

SHoW ID:初期設定は24250。各SHoW IDに関してはこちらの詳細をご参照ください。SHoW IDは送信機と、全ての受信機の間で一致していることをお確かめください。

Antenna Selection:アンテナの選択を行うことができます。初期設定はOmni です。

SHoW Key:初期設定は0。もしこのSHoW Key機能を使用する場合は、送信機と、全ての受信機の間で一致していることをお確かめください。
センサースクリーン
このセンサースクリーンでは、当製品に関する様々な情報を確認することができます。Recordボタンを押すことで、その後データを比較するために保存することができます。Reset を押すことで、変動している値のリセットを行うことができます。
インフォメーションスクリーン
Device Module Description: 機器のモデル

Manufacture: City Theatrical社製品表示(アメリカ製)

Device Label: ご使用の機器の名前設定

Software Version: ソフトウェアの現在のバージョン

Boot Software Version: ブートローダのソフトウェアバージョン

Factory Defaults: 全ての設定を初期設定に戻すことができます

RDM UID: RDM UIDの表示

DMX Fail Mode: DMX信号喪失時のモード選択

Hold Last look before Level: 最後に受けた値を保持): Infinite (無制限)

Hold Level before Black: 暗転せずに受けた値を保持:Infinite (無制限)

Level: 維持する値の設定

5-4. マルチバースSHoW IDの設定

5-5. システム図表

6.トラブルシュート

症状 解決法/チェック項目
電源が入らない 電源ケーブルが正確に挿入されているかチェックしてください。
電源ケーブルから本体への直流接続で、両極がしっかり接続されているかご確認ください。
本体は電源が入ったが、接続されている灯体を制御できない バンプボタンを押し、灯体が有線にてしっかり接続されているかご確認ください。
無線モードでの使用時では、SHoW ID、SHoW Key、ユニバースナンバーが送受信機の間で一致しているか、お確かめくいただき、ステータスライトがブルーに点灯しているかご確認ください。
また、マルチバースタブにて、無線モードに選択されているか、ご確認ください。
有線モードでの使用時では、ステータスライトがグリーンに点灯していることをご確認ください。また、マルチバースタブにて、有線モードに選択されているか、ご確認ください。
DMXのスタートアドレス設定を確認していただき、照明卓側でもそのアドレスがパッチされ、出力されていることをご確認ください。
その他トラブルシュート 無線システムを使用時では、SHoW ID、SHoW Key、ユニバースナンバーが送受信機の間で一致しているか、お確かめください。
DMX信号を有線にて接続している場合、PIN1=共通、PIN2=DMX ”-“、PIN3=DMX ”+“のそれぞれが正確に接続されていることをご確認ください。
LEDテープなどの機器を接続されている場合、”+“を赤いワイヤーで表示されているものや、同じく”+“でも黒いワイヤーで表示されているものなど、様々です。
LEDテープの回路ボードを入念にご確認ください。全てのワイヤーが正しく接続されていれば、バンプボタンを使用することでそれぞれの回路をチェックすることができます。その他のトラブルシュートを行う前に、最初にこの接続確認を行うことをお勧めいたします。
調光に関するエラー表示 ステータスライトが赤くなり、その点滅回数により、以下のエラー症状をお伝えします。
1回、回路のショート
2回、出力容量のオーバー(最大4A以下)
3回、入力容量のオーバー(最大合計12.5A以下)
4回、出力ポートのオーバーヒート
5回、低電流
6回、過電流

6-1. ファームウエアのアップデート

不定期でのCity Theatrical社によるファームウエアアップデートにより、新しい機能の使用や、それまでのバグを修正することができます。インフォメーションタブにて5943の現在のバージョンを確認することができます。最新の情報は、City Theatrical社のウェブサイトにて表示されており、5943のダウンロードタブから入手可能です。その他、アップデート方法やファームウエアそのものをはじめ、様々な情報を掲載しております。

6-2. アクセサリー

P/N 名称
5950 XLR 5PINオス/メスから 3つの端子による Phoenix コネクター・メス口 約15cm
5951 Phoenix コネクター 5943用6つの端子付き メス口
5952 Phoenix コネクター 5943用3つの端子付き メス口
5668 Phoenix コネクター 5943用2つの端子付き メス口
5954 5943用設置プレート
5984 アンテナ、Omni, 900MHz/2.4GHz 1.8dBi Stubby,デュアルバンド