写真1マルチバース送信機の使用理論
RDM機器によるセンサータブを使用することにより、(受信機として使用している)マルチバースノードが受ける信号の強さをチェックすることができます。その際、左の写真のように表示されます。 (信号の強さは、使用環境により左右されます) 受診信号の強さが85%以上の強さを保っていれば高い信頼性を発揮し、40%〜50%でも、なんとか正常に機能致します。マルチバースノードの受信機としての詳しい設定方法をご参照ください。 |
写真の矢印を押していただき、オプションスクリーンを開いてください。 |
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写真4:マルチバース送信機のオプション機能の開き方 |
このスクリーンでは両無線で使用するSHoW IDを選択でき、オプションとしてSHoW Keyの選択も行えます。SHoW IDやSHoW Keyは、送信機とその信号を受ける受信機とで、必ず一致している必要があります。 また別の方法として、モジュレーションから周波数のバンド帯、ホッピングパターン、オプションでSHoW Keyを選択し(SHoW Keyの詳細はこちら)、 SET ID & KEYボタンを押すと、その設定に見合ったSHoW IDが設定されます。 このボタンで無線A、無線Bの選択を行なってください。 |
写真5:SHoW IDによる全てのユニバース出力ポート
ユニバースナンバーの割り当てと、名前の編集はここを押してください |
写真6:DMXcatに表示されるユニバースナンバー |
そのユニバースに接続されている機器を表示するには、ここを押してください |
1番上の矢印:受信機を含め、マルチバース送信機からの2つの無線へ接続されている機器全ての合計数を表します。(受信機数、灯体数の合計数を表示) 真ん中の矢印:“Device Count"は、それぞれのユニバースに対し、接続されている受信機、灯体数の合計を表します。 1番下の矢印:横向きの矢印を押すことで、そのユニバースに対する各受信機の設定画面へと移動できます。 |
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この写真ではマルチバースノードへ、ユニバース14が割り当てられ、SHoW IDは24251となっております。 横向きの矢印を押すことで、このマルチバースノードに接続されている各灯体の設定へと移動できます。 |
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このスクリーンでは、1台のColorSouce Spotがマルチバースノードへ接続されていることを表し、そのDMXアドレスは127です。 DMXコネクターのアイコンを押すと、灯体の各パーソナリティが読み込まれ、表示されます。(以下の写真に掲載) RDMのアイコンを押すと、その灯体におけるRDMメニュー全てを表示いたします。 電球アイコンを押すと、RDMの識別機能により、灯体が点滅するなど、複数の方法により、選択されたのがどの灯体なのかを識別することができます。 |
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このスクリーンでは、ユーザーは直接灯体の制御できます。 この時、操作したDMXの値は、照明卓から送られてくる信号よりも優先されます。そのほかのDMX値は、照明卓からの信号を維持します。 |
写真7:DMXcatによるSHoW Keyの設定
送信機を設定するためのメインスクリーンDMXcatのメインスクリーンに出てきたマルチバースアイコンを押すと、この写真の画面に移動することができ、送信機の設定を開始することができます。下側のブロックでは、その無線に割り当てられたSHoW IDとユニバースナンバーが表示されます。それぞれのボックスにある"U"のアイコンを押すことで、そのユニバースナンバーを変更することができます。 横向きの"→"アイコンを押すと、そのユニバースを受信する受信機の設定画面へと移動できます。 ユーザーにより、各ボックスの名称を設定できます。 各ボックスは、その先に接続された機器の数(受信機を含め、ダウンストリーム側に接続された灯体をはじめとするRDM対応機器の数)を表示します。 スタートアドレスや、ユニバースが設定されていないノードを検知すると、"Unconfigured"と表示されます。 右上の三つの点で表示されたアイコンを押すことで、その他の設定を行うことも可能です。 |
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下向きの矢印を押すことで、送信機のオプション機能表示を開くことができます。 電球アイコンを押すと、RDMによる灯体識別機能へと移動します。 選択されたのがどの灯体なのかを識別できるよう、0.25秒の間隔で選択された灯体は点滅します。 それぞれの機器の名称や、無線 (AまたはB)は、ユーザーにより名称変更することができます。SHoW IDにおいても、その下のModulation(モジュール)、Band(使用するバンド帯)、Hop Sequence(ホッピングパターン), SHoW Keyなどを設定することで、その設定に見合ったSHoW IDが選択されます。 無線A、無線Bの選択を行い、それぞれのSHoW IDを設定することができます。 右上のRDMアイコンを押すことで、接続された機器の詳細な設定画面へと移動できます。(下に記載) |
BASIC INFO (基本情報)機器のメニューは7つの画面で構成されております。BASIC INFOはその機器のモデルを表示し、Device Labelで名称の変更ができます。 |
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PROD. INFO(製造元情報)その機器のモデル、製造元を表示します。Device Labelで名称の変更ができます。 ソフトウェアバージョンや、ブートソフトウェアバージョンを表示します。 “RESTORE FACTORY DEFAULTS"を押すことで、全ての設定を出荷時の初期設定へと戻すことができます。 この写真には表示されていませんが、RDMのUIDも表示します。 |
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CONFIGURATION(機能構成)このスクリーンでロックPINの設定を行うことができます。これによりマルチバース送信機を他のDMXcatによる不用意なアクセスから守ることが可能です。 PIN番号は、0001から9999の範囲で設定可能です。0000を入力すると、PIN設定を無効にできます。 PIN番号のハードリセットが必要な場合は、送信機のイーサネットポートの横にある小さな穴の中のスイッチを押してください。 注意:このスイッチを5秒以上長押すと、送信機の全ての設定が出荷時の初期設定へとリセットされます。 |
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IP SETTINGS (IPアドレスの設定)選択されているインターフェイスの表示。現在のIPアドレス。 現在のセットマスク。 DHCPの有効/無効の切り替え。(初期設定は有効) DHCPの状況 Zero-configuration モードの有効/無効の切り替え。(初期設定は有効) |
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メインネームの表示。ユーザーにより名称変更が可能です。 初期設定:Local 固定ネットマスクの表示。ユーザーにより名称変更が可能です。 初期設定のルート表示(eth0)。ユーザーにより設定変更可能。 優先するDNS(Domain Name System)の設定。ユーザーにより設定変更可能。 注意:設定を変更したら、下にある"Apply Configuration"を押し、変更を適用させてください。 |
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ハードウェアのアドレス(MAC Address)の表示。 変更を適用する"Apply Configuration"ボタン DHCPの解除 DHCPの更新 |
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ENDPOINT DETAILS (エンドポイントの詳細)このスクリーンは、送信機のメインスクリーンとほぼ同様の内容が表示され、SHoW IDに割り当てられたユニバースナンバーが確認でき、 (無線A、無線B、ともにここで確認できます)名前の変更も行えます。 |
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SUB-DEVICES (サブデバイスの表示)このスクリーンでは、それぞれ両系統の無線の詳細な制御を行うことができます。(Sub Device1 とSub Device2 ) RDM機能により、このスクリーンから以下の画面へ移動できます。
この4つの項目に関しては、下記でご説明します。 |
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SUB-DEVICES 〜 BASIC INFO (基本情報)無線タイプの表示。 |
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SUB-DEVICES 〜 PROD. INFO(製造元情報)無線タイプの表示。製造元の表示。 無線のファームウェアバージョンの表示。 無線のブートファームウェアバージョンの表示。 |
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SUB-DEVICES 〜 SENSORS(センサー)現在使用しているDMXを、使用可能容量に対して%で表示します。 |
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SUB-DEVICES 〜MANUFACTURE SETTINGS (初期設定)SHoW ID設定(送信機メインスクリーンと同様のものです)無線出力パワー設定。初期設定はMAX(最大) アンテナ設定。初期設定はOmniアンテナ SHoW Keyの設定。 SHoW IDを不用意な外部アクセスから守ることができます。 (送信機メインスクリーンと同様のものです) 設定可能範囲は0-500までで、初期設定は0(オフ)です。 エラー検知機能設定 受信機でのエラー検知が可能であり、信号状況の詳しい状況を表示致します。 送信するデータ量の削減は、25%ずつのDMX数の削減が可能。 初期設定でのデータ削減レベルは0(オフ)です。 mDMX設定 劇的に減少させた送信エネルギーを使用し、その信号の正確性を向上させたいときに使用することをお勧めします。 初期設定はオンです。 |
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MANUFACTURE SETTINGS (初期設定)(送信機のメインスクリーンより)送信機のMAC アドレスを表示。 Wi-Fi SSDIを表示。ユーザーにより設定変更が可能です。 初期設定はMVWIFI Wi-Fi WPA2 パスワードの設定。ユーザーにより設定変更が可能です。 初期設定はmultiverse Wi-Fiモード 初期設定はオフ。 Wi-Fi チャンネルを表示。ユーザーにより設定変更が可能です。 設定範囲は1〜11。 Wi-Fiのファームウエアを表示。 |
製品仕様/サイズ | |
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製品名 | マルチバース送信機2.4GHz |
パーツナンバー | 5911 |
送信可能な最大ユニバース数 | 10 |
周波数範囲 | 2400-2480MHz |
サイズ | |
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長さ | 196.9mm |
幅 | 101.5mm |
高さ | 47mm |
重量 | 0.57kg |
構造 | ダイキャストアルミニウム製 |
コネクター | |
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アンテナ | RP-SMA メス口 |
ACコネクター | パワコンTRUE1 入出力 |
DCコネクター | ロック付きDCジャック 5.5mmx 2.1mm、センターポジティブ、結合部の深さ12.1mm、イーサコン |
機能性 | |
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Wi-Fi | 802.11 b/g/n |
インターフェイス | DMXcatアプリケーション(iPhone, Android, AmazonFire)の無料ダウンロード |
バージョンの制御 | 無料のファームウエアによるアップデート。City Theatrical社による製品ウェブサイトに記載。 |
RDM構成 | RDM通信による制御 |
RDM機能 | RDM プロキシ, RDMレスポンダー |
電源 | |
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高電流入力 | 100VAC〜240VAC 50/60Hz |
低電流入力 | 5-30VDC |
POE | クラス0 |
最大容量 | 0.5W |
無線技術 | |
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レイテンシ | 4ms (平均) |
RF感度 | -95dBm |
信号喪失時 | 出力停止 |
無線送信パワー | 3.2mW、10Mw、32mW、100mW |
送信モード | Adaptive(順応モード) ,Full, Low, Mid, High, Max |
DMXバーストモード | 自動ダイナミックス |
SHoW ID | 147 |
対応プロトコル |
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Art-Net、DMXcatを介したRDM ANSI E1.20 |
Art-NetT、Art-NetU、Art-NetV |
製品情報 | |
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使用環境 | 屋内 |
仕様環境温度 | 0℃〜40℃ |
保存環境温度E | -40℃〜85℃ |
IP | IP50 |
コンプライアンス | FCC,IC,CE |
番号 | 名称 | パーツナンバー |
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1 | マルチバース送信機2.4GHz | 5911 |
2 | 吊り込みブラケット用プレート | 5974 |
3 | N5-15P〜パワコンTRUE1, 14AMG 18インチ | 5840 |
4 | アンテナ、Omniブロードキャスト2.4GHz、4dBi | 5880 |
症状 | 解決法/チェック項目 |
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電源ケーブルが正確に挿入されているかチェックしてください | |
他の機器使用し、その電源が生きているか確認してください | |
受信機に接続した灯体が動作しない | 送信機、受信機それぞれTx、Rxのアイコンが点滅せずに表示されていることをご確認ください |
送信機、受信機の間で、同一のSHoW IDとSHoW Keyを使用していることをご確認ください | |
送信機、受信機の間で、ユニバースナンバーが一致していることをご確認ください |