マルチバースSHoW Babyは、RDMプロキシ・システムの使用が可能です。RDMによるマルチバースSHoW システムの設定から、その他ダウンストリーム側に接続されてるRDMレスポンダー機能を持った機器の操作も行うことができます。
Set IDボタンから設定していただける6つのSHoW IDだけではなく、全てのSHoW DMX Neo SHoW ID(70)からマルチバース2.4GHzSHoW ID(147)まで、全てに対しDMXcatなどのRDM制御機器を介してアクセス可能となっております。
こちらに記載されている6つのSHoW ID以外に設定した場合、ID/Data LEDはブルーに点灯致します。
マルチバースSHoW IDを使用することで、エラー検知機能、mDMX(低エネルギーによる無線送信)、その他改良された最新のRDM機能などが使用可能になります。また、SHoW Babyはマルチバース送信機やマルチバースNodeから送られてくる信号に対する受信機としても使用可能です。
こちらのマルチバースSHoW ID一覧にて、SHoW DMX Neo、マルチバースSHoW IDの詳しい情報を掲載しております。
DMXcatをはじめとするRDM制御機器により、以下の機能設定へのアクセスが可能です:
・出力パワーの調整
エンターティメント業界では、会場の条件や、他の無線機器との干渉を避けながらパフォーマンスを向上させるために、任意でパワーを減少させて使用することが求められます。そのため、ここではユーザーのお好みによりLow, Mid, Hi, Maximumの中から出力パワーを選択することが可能です。信号の強さはRDMによりモニタリングが可能です。初期設定はMaximumになっております。
・RDMの交信について
RDMを介した設定変更は、RDM信号がダウンストリーム側へと正常に流れるかどうかに左右されます。そのためマルチバースSHoW Babyがアップストリーム側で検知されるかどうか、ということには影響を受けません。
多くのDMX機器が使用される環境下で、その機器が正確にRDMを処理できない場合や、フリッカーの発生などトラブルが起きている場合は、RDM機能をオフ設定にすることを推奨します。
初期設定はオフです。
・アンテナの選択について
もし初期設定であるOmniアンテナではなく、Panel(P/N 5981) やYagi(P/N 5982)を使用する場合は、メインニュー画面からその機能の最適化を測ることができます。また、それに応じたFCCコンプライアンスやその他無線に関するコンプライアンスの注意も表示致します。Panel(P/N 5981) やYagi(P/N 5982)を使用する場合、アダプターケーブル(P/N5638)が必要となります。
・SHoW Keyセキュリテイー機能(マルチバースSHoW ID使用時のみ)
SHoW Keyの設定により、同一のSHoW IDを使用するシステム間に対し、このキー設定により他同SHoW IDシステムから、このSHoW IDへのアクセスが可能になります。そのため、受信機と送信機のSHoW IDとSHoW Keyは一致している必要があります。また、SHoW Keyは第三者からの不用意な操作からシステムを守る役割もあります。ただし、複数のマルチバースノードを同一のSHoW IDで送信機として使用する中での、異なるSHoW Key設定による使用は、推奨されておりません。SHoW Keyの設定範囲は0〜500までの数字で、初期設定は0です。
状況 |
使用条件 |
結論 |
同一のSHoW Key |
異なるSHoW IDで使用 |
問題なし |
異なるSHoW Key |
同一のSHoW IDで使用 |
推奨されておりません |
異なるSHoW Key |
異なるSHoW IDで使用/td>
| 問題なし |
・最新のエラー検知機能(マルチバースSHoW IDのみ)
ノイズの多い環境下では、DMXの性能にも影響を及ぼしてきます。エラー検知により、信号状況の詳しい状況を表示致し、信号のロストなどに対しては、そのエラーを解析し、そのDMX送信で使用している帯域幅に対して修正を試み、完全な状態にできる限り近づけて復帰させます。送信データ量が多い場合、送信できるユニバースは減少します。データ量の削減は最大で50%,中域で33%,最小で25%です。
送信機での使用時にのみ設定可能であり、初期設定でのデータ削減レベルは0です。
・mDMX(マルチバースSHoW IDのみ)
使用しているスペクトル範囲に対して、劇的に減少させた送信エネルギーを使用している場合で、その信号の正確性を向上させたいときに使用することをお勧めします。送信機で使用時のみに設定可能です。
初期設定はオンになっております。
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